前回の記事 美郷町に移住したらどんな仕事がある?【その1】では、仕事内容のひとつである「イノシシ肉の製造と加工」について、紹介させてもらいました。
 
今回は「缶詰商品の製造」について、お話しようと思います。


私たちは今年度から、イノシシ肉を使った缶詰商品の製造にチャンレンジしています。
缶詰を製造したかった理由はいくつかあります。
 
まず、ひとつめは、一頭のイノシシから獲れる精肉を余すことなく活用するためです。
 
一頭のイノシシを解体すると、様々な特徴のお肉(部位)に分けられます。
ロース、バラ、モモ…など、一般的な部位だけではありません。煮込まないと硬くて食べにくい部位、トリミングといって細切れになっている部位など、高くは売れない部位もあります。

そんな部位を、不良在庫として抱え込んだり、精肉のまま安く叩き売りするのではなく、缶詰などに加工して、付加価値をつけて販売したいという想いがありました。

硬い部位は、筋肉質ですじばっているから硬いのですが、そのぶん旨味が強く、煮込んでも型崩れしません。細切れになっている部位も、もともとは高級部位のはしっこだったところです。

プロのレシピできちんと調理・加工すれば、びっくりするほど美味しい商品に生まれ変わらせることができるのです。
 
第一弾として開発された商品は、製造レシピ、製造見込数、販売店舗もすでに決まっていて、それはそれはお洒落で高級志向な缶詰に仕上がっています。

私たちも販売開始が楽しみで仕方ありません。
 
  
ふたつめの理由は、地域に雇用を生み出すためです。


缶詰を製造する工場は、美郷町内の廃園になった保育所をリノベーションして新たに準備をしました。

そこで缶詰を製造するのは、美郷町に住むご婦人方です。

美郷町は産業が少なく、平均所得も他市町村に比べて低めですが、だからこそ、雇用を生み出すことの重要性を感じています。

もちろん、現金収入だけが生活の「豊かさ」ではありませんが、地域資源であるイノシシ肉を少しでも高く都市部に販売することで、地域が潤い、地域住民の楽しみや選択肢も増えるのではないでしょうか。

そのことは今後、地域の希望や自信にも繋がってくると思っています。
 
 
缶詰製造に関しては、私たちもまだまだ手探りで、ひとつひとつ課題をクリアしているような状況です。
一緒に、製造ラインの構築や管理をお手伝いしていただけませんか。

今後、製造体制が安定してくれば、新商品の開発に関わったり、プロモーション方法を考える役割も担えるかもしれません。

この缶詰製造事業は、地域からの期待も高く、たくさんの可能性を秘めています。

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